ワクチン大規模接種予約から接種まで問題山積み
17日に大規模接種予約開始
2021年5月17日に開始された大規模接種の予約ですが、予想通りというか…想定内というか、混乱が早くも起こっているというニュースが目立ち始めました。
その中でもとても大きな問題の一つに予約についての問題として、「2重予約が取れる」「架空番号で予約可能」などです。
国民の生命に直結するワクチンの大規模接種で、今このような事が起こってしまっているというので話題になっていますね。
今回この防衛省・自衛隊の大規模接種についてと、ワクチンの管理や接種の誤射問題や、なぜワクチンは遅れているいるのか?を、私なりの解説と深掘りをして記事にしたいと思います。
防衛省・自衛隊ワクチンの大規模接種まとめ

■運営期間 2021年(令和3年)5月24日(月)~3ヶ月
■開設時間 毎日 午前8時~午後8時(土日・祝日含む)
■予約方法 WEB・LINEなどのインターネット予約のみ(電話受付は無し)
■対象者
①●東京センター 東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の1都3県在住者が対象。
・東京都23区に居住する65歳以上の方
・東京都市町村部(23区を含む)に居住する65歳以上の方
・東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県に居住する65歳以上の方
●大阪センター 大阪府、京都府、兵庫県の2府1県在住者が対象。
・大阪市に居住する65歳以上の方
・大阪府(大阪市を含む)に居住する65歳以上の方
・大阪府、京都府、兵庫県に居住する65歳以上の方
※順次対象区域を拡大していく。
② 地方自治体から送付された接種券を所持している。
③ 今回が第1回目のワクチン接種であること
上記の①~③のすべてに該当する方のみ、予約可能
■会場の住所
・東京センター
東京都千代田区大手町1-3-3
大手町合同庁舎3号館
・大阪センター
大阪府大阪市北区中之島5-3-51
大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)
ワクチン大規模接種の問題発覚「二重予約」「システム改修」

すでに上記のように防衛省・自衛隊のサイトにてこのような注意喚起が行われています。
今回は国民の命に係わるという事で、防衛省・自衛隊が動き出しての接種になりましたが、今回のこの大規模接種の予約に早くもシステムの問題が発覚しました。
その問題は「2重予約が取れる」「架空番号で予約可能」という事です。
接種センターでは各自治体とシステムがつながっていないため、二重の予約を防ぐ仕組みが整っていません。
出典:NHK
正直ワクチン接種は前々からわかっていたのだから基礎中の基礎はしっかりしていなくてはいけないのに、誰でもこのような事が簡単に出来てしまうシステムで、「なぜ予約が始まる前にチェック出来なかったのか?」不思議でその為に、現場や対象者の間で混乱が起こっているようです。
またまだ予約段階でこの状態で、いざ接種がはじまったら・・・
またいろいろな問題が出てきそうですね。
ワクチン大規模接種システム一部改修

岸大臣は予約の際に入力する「市区町村コード」については、実在しない番号は受け付けないようにするなど、システムの一部を改修する考えを示しました。
出典:NHK
岸防衛大臣は上記のようにシステムの一部の改修をするという事です。
この改修もしっかりしてこの先も使えるような、より良い使いやすい接種予約システムにして欲しい所です。
まだまだ打つ人は日本全国多くいますからね。
各地で広がるワクチン絡みのヒューマンエラー

現状の地方自治体でも、ワクチンの管理で破棄してまう事が起こっていたり、生理食塩水の誤射なども問題になっています。
ワクチン接種の際に、誤って1人に生理食塩水だけを注射していたことが分かりました。
出典:NHK
通常よりも極めて薄い濃度のワクチンを5人に接種したと発表しました。
出典:NHK
ワクチンを生理食塩水で薄める希釈の方法を誤るなどのミスが立て続けに起こって15回分のワクチンを廃棄
出典:NHK
これは一例でまだ多くの問題が起こっています。
こういったヒューマンエラーを出さない為にも、システムにはしっかり構築して現場の人の負担を少なくしてほしい所です。
最近の国のデジタル関係のお粗末なニュース「マイナンバー」「COCOA」「給付金」「FAX」「ハンコ」など度々取り上げられていて、当サイトでも取り上げました。
ひと昔前まではこういった技術は世界に自慢できるレベルであった日本でしたが、今その見る影もありません。
この先の日本のデジタル化もどうなるのか・・・不安ですね。
日本のワクチンはなぜ遅れた理由
日本が遅れた理由
政府分科会の尾身茂会長は今月行われた記者会見で「日本のワクチン業界は、世界と比較すると欧米の非常に競争力の強い企業に比べて、どうしても弱くなってしまう。新型コロナウイルスへの対応以前からの問題として、ワクチン業界の世界的な競争力の違いが本質にあったのではないかと考えている」と指摘しています。
このように政府分科会の尾身茂会長は発言していますが、今後の事も考えて日本でも素早く対応できる仕組みを作っていかないと今後また同じような感染問題が起こった場合また、同じ事を繰り返してしまいますね。
なのでまず今回の感染が落ち着いたら、今回反省点を挙げて一つ一つ円滑に素早く進められる抜本的な改革が必要だと思います。
国内で開発・製造できるワクチンと特効薬ですね。
国民の安全保障にも繋がる問題です。
感染問題に国内で早急に対応できる環境構築が待ったなしと私は考えています。
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