高齢化社会でも活躍?コンパクトシティ化計画
新しい移動手段になるか?
ここ最近車の改革が徐々に目に見えて変化してきてますね。
TOYOTAが、サブスクリプション(定額制)を始めたり、異業種の企業と手を組んで新しい近未来都市を造るとか、電気自動車や踏み間違え装置や自動運転などいろんな展開を進めている所です。
そんな昨今の車業界の動きですが、この「Maas」という言葉も、最近車関係の話題やニュースの中で聞くようになりましたね。
今回はこの「MaaS」について簡単な解説をしていきます。
「MaaS」とは
「MaaS」とは何の略?かといいますと「Mobility as a Service」の略になります。
この頭文字をとって「MaaS」という略になります。
呼び方は「モビリティ・アズ・ア・サービス」と言います。
ではこの「MaaS」はどんな意味合いをもつのか深堀していきます。
「Mobility as a Service」の日本語に簡単に翻訳すると「サービスとして可動性・機動性」となります。
つまり今回の「MaaS」は移動に対するサービスの事をさします。
このサービスは政府が動いていて、総務省の「MaaS」の説明だと以下のような意味になります。
電車やバス、飛行機など複数の交通手段を乗り継いで移動する際、それらを跨いだ移動ルートは検索可能となりましたが、予約や運賃の支払いは、各事業者に対して個別に行う必要があります。
このような仕組みを、手元のスマートフォン等から検索~予約~支払を一度に行えるように改めて、ユーザーの利便性を大幅に高めたり、また移動の効率化により都市部での交通渋滞や環境問題、地方での交通弱者対策などの問題の解決に役立てようとする考え方の上に立っているサービスがMaaSです。
出典:総務省
このように次世代の交通・移動手段として行おうとしています。
トヨタのMaaS
トヨタが2018年1月9日(火)から12日(金)に米国のネバダ州ラスベガスにて開催した「2018 International CES」で発表した物流手段、移動手段、物販手段などのいろんな目的で活用できる乗り物を発表しました。
それが「e-Palette Concept」になります。
・「MaaS」モビリティサービス
・「EV」専用次世代電気自動車(EV)
このように今車を一人台保有するのではなく、利用者同士でシェアするような仕組みの構築を測っていいるようです。
MaaSの流れ
例えば自宅が駅から離れたところに住んでいたとして、自宅から病院に行くとします。
その間の移動はまず遠くの駅に行き、電車を乗って病院の最寄りの駅に着き、そして病院からまたタクシーに乗らないと病院にたどり着けない環境だとします。
そこでこの「MaaS」を利用すると、自宅にてスマホから「自宅から病院と目的地を決める」と、自宅に自動運転車が来て駅までいきます。
そして駅に着き、電車に乗って病院の最寄りに着くと、もう目の前にはタクシーが利用者を待っていてそのタクシーに乗れば病院までたどり着けるという流れになります。
しかもこの流れは一連で、「目的地検索、予約、移動、支払い」が1セットになっている為、いちいち個々にお金を払ったり、タクシーを呼んだりしなくても、自分の行きたい所に交通手段が用意されているという事になります。
タクシーも自分専用で駅で待機してくれるので、タクシーがタイミング合わなくて待つ事なく病院に行けます。
こういった移動が高齢者や最近話題の交通弱者の外出にも大きな手助けになるという事です。
MaaSメリットとコンパクトシティ化計画
では実際どんなメリットがこの「MaaS」にあるのか?
このように一部のメリットを挙げましたが、他にもいろんなメリットが生まれてきます。
トヨタの未来都市の計画でもあるように、これからの時代は「コンパクトシティ」を目指してなるべく生活がより便利になる交通インフラを整える事が必須となりますね。
これで高齢者や交通弱者がもっと外出できる世の中になって、家に引きこもらない安心できる移動が未来に待っているという事になりますね。
車を持たない生活
今は都市部では車がなくて移動できるようになっていき、公共交通機関が充実していますが、それはまだ都市部のほんの一部で少し都市部から離れると、やはり買い物に行くだけでも大変な人はたくさんいます。
ましては地方などは一人1台車が無いと冗談抜きで、生きていけない位自家用車に依存してないといけません。
そこでこの「MaaS」が全国的に広がれば、よりよい生活になっていくでしょう。
車の在り方もこれから一気に変わり、従来の生活環境もいろいろ変わる時代に突入したという事ですね。
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