2020年トヨタが発表した新しい暮らしの街
近未来の日本
2020年3月24日
本日、トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ自動車)と日本電信電話株式会社(以下、NTT)は、両社の取締役会において、両社間で価値観を共有し社会の発展をめざすコアなパートナーとして、住民のニーズに応じて進化し続けるスマートシティの実現をめざし、スマートシティビジネスの事業化が可能な長期的かつ継続的な協業関係を構築することを目的として、業務資本提携(以下、本提携)に関する合意書を締結することを決議し、同日締結いたしました。
出典:トヨタ自動車株式会社
NTTとトヨタが業務提携合意!
未来の楽みがまた一つ増えましたね。
最近のトヨタも大きな動きが見られます。
昨年は月額の定額サービス「KINTO」トヨタ自動車が実車の定額サービス(サブスクリプション)を本格的に全国で展開しましたね。
また異業種のソフトバンクなど、いろんな企業と提携したり、これからの日本は少子化社会で自動車のみで生きていくには厳しいので、新しい事をいろいろ始めていますね。
もちろん海外相手も同じで、車だけでは厳しい時代に突入です。
そこでいろいろ未来に向けて下準備をしてる中、2020年1月6日(米国時間)ネバダ州のラスベガスにて開催した「CES 2020」にトヨタは一つの大きな発表をしました。
それがコネクティッド・シティ プロジェクトの「Woven City」になります。
Woven Cityとは?3つの構想とは?
Woven Cityの呼び名は(ウーブン・シティ)といいます。
「Woven」とは織り・編む・織りこみなどの意味になっており、トヨタの紹介動画を観ると、道路が自動車・自転車(2輪)・徒歩とそれぞれの専用の道があり、この道が編み物のように交差し、その真ん中に街があるといった、動画の見せ方でした。
Woven Cityロゴもそこから来てる感じですね。
■Woven Cityの3つの構想とは?
Woven Cityは3つの主要なコンセプトによって推進されていてその3つとは
・「人間中心」
・「生きた実験室」
・「進化し続ける」
という構想があるようです。
近未来都市Woven City
トヨタは2020年までに、トヨタ自動車東日本株式会社の静岡県裾野市にある東富士工場を閉鎖する予定となっており、その跡地にこの近未来都市「Woven City」をつくるという。
その広さは約70.8万m2とも言われており、かなり広い地域内での大規模な実践都市作りをするとの事です。
なお着工予定は2021年初頭から始まるようなので、どういった街になるかは楽しみですね。
そしていろんな企業との連携により、最先端の複合未来都市となるようなので、この都市が成功すればこの未来型都市作りを参考に各地に広がる事が大きな目標ですね。
いよいよ「Woven City」2021年2月23日スタート
2021年2月23日に待望の未来都市「Woven City」(ウーブン・シティ)の工事が始まりました。
これから新しい時代の始まりの予感もする吉報なニュースですね。
トヨタ自動車が富士山のふもとで開発を進める「未来型都市」の工事が23日から始まりました。
これまで蓄積してきた自動運転やAIなど最先端のテクノロジーで、まちづくり事業に乗り出します。
出典:NHK
第1期の建設は2024年から2025年にかけて完成する予定です。
その後2025年にいくつかの初期試験の開始に向けて準備が進んでいくようです。
今後もこの「Woven City」(ウーブン・シティ)は当サイトでも追っていきたいニュースの一つですね。
どんな街になるのか?
現段階ではそこまでの細かい情報は出ていませんが、自動運転やAI(人工知能)技術やモビリティ・アズ・ア・サービス(MaaS)やロボットやパーソナルモビリティやIoT技術(スマートホーム)、などを検証し導入していくようです。
また今回の発表で豊田社長は「人工知能(AI)を知能増幅(IA)に転換したい」とも語ったとも言われています。
そして気になる近未来都市「Woven City」は誰もが住めるのか?
という疑問ですが、残念ながら今の段階では「トヨタ関連の従業員やプロジェクト関連」の2000人位が対象のようです。
Woven Cityの主な構想
街を通る道を3つに分類し、それらの道が網の目のように織り込まれた街を作ります。
スピードが速い車両専用の道として、「e-Palette」など、完全自動運転かつゼロエミッションのモビリティのみが走行する道歩行者とスピードが遅いパーソナルモビリティが共存するプロムナードのような道歩行者専用の公園内歩道のような道街の建物は主にカーボンニュートラルな木材で作り、屋根には太陽光発電パネルを設置するなど、環境との調和やサステイナビリティを前提とした街作りを行います。
暮らしを支える燃料電池発電も含めて、この街のインフラはすべて地下に設置します。
住民は、室内用ロボットなどの新技術を検証するほか、センサーのデータを活用するAIにより、健康状態をチェックしたり、日々の暮らしに役立てたりするなど、生活の質を向上させることができます。
e-Paletteは人の輸送やモノの配達に加えて、移動用店舗としても使われるなど、街の様々な場所で活躍します。
街の中心や各ブロックには、人々の集いの場として様々な公園・広場を作り、住民同士もつながり合うことでコミュニティが形成されることも目指しています。
出典:トヨタ自動車株式会社
まとめ
こういう今回のような未来が垣間見える、映像をみると楽しみでしょうがありません。
このようなシステムや街造りはすぐできるという事はないですが、今生まれた子供達が明るく住みやすく、お年寄りも安心して老後の生活環境になる事を願いたいですね。
私たち世代でさえ生まれた時と、今では雲泥の差の快適さを手に入れていますからね。
少しでもこのような街が日本全国に広がる事を楽しみにして、生きていきましょう。
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