携帯電話の圏外が無くなるという
携帯電話の圏外問題
携帯電話が誕生してから数十年経ち、その間携帯電話は大きく進化してきましたね。
最初は今では考えられない程の大きさや重さだったり、カメラがついたり、TVが観れるようになったり、メールが送れるようになったり、インターネットにつながるようになったりと、進化を遂げてきました。
最近の携帯電話は、もはや小さなパソコンになっていますね。
しかしそんな便利な携帯電話でも、どうしても切っても切れないモノがあります。
それは「電波の問題」ですね。
電波が無ければ、どんなに進化を遂げた最新の携帯電話でも、使える機能はかなり制限されてしまいます。
そんな「携帯電話の圏外が無くなる」かもしれない話題のニュースを今回は深堀していきます。
HAPSとは
最近話題になりつつある「HAPS」ですけど、この「HAPS(読み方:ハップス)」英語の略は「High Altitude Platform Station」の略で意味合いは「高高度基盤ステーション、高高度擬似衛星」になるといわれています。
この関連でピンとくる方も居ると思いますが、この「HAPS」は最近ソフトバンクやGoogle関係の会社などや航空関連の事業者や世界の通信事業者などの12社で立ち上げた、その名も「HAPS ALLIANCE」(HAPSアライアンス)です。
なんとこの「HAPSアライアンス」の事業は、地上から遥か上空の成層圏に無人機機体を通信基地局として運用していき、上空から電波を飛ばして通信サービスを行うとの事です。
あの被災地で活躍した「Starlink(読み方:スターリンク)」と同じようなサービスですね。
StarlinkはスペースX社が開発した衛星ブロードバンドインターネットです。
「Starlink」は、数千機の低軌道周回衛星によって提供されており、従来の衛星通信サービスに比べて大幅に高速かつ低遅延のデータ通信を実現しています。
出典:KDDI株式会社
またソフトバンク関連のHAPSモバイルは成層圏での無人航空機「HAWK30」(ホーク30)の開発もしています。
ちなみに「成層圏」とは地上から約12km~50km位の高度の事を指します。
NTTドコモが2026年中「HAPS」の商用化を目指すと発表
2024年6月4日にNTTドコモが発表したようです。
上空からの通信サービス
今までの携帯電話の電波は基地局を全国に細かく置いていきエリアを拡大していきましたが、これだと整備や設置のコストがかさんでいきます。
そして必ず電波の届かない圏外エリアも出てきますが、この上空からの通信サービスが安定して提供できるようになると、圏外のエリアがなくなり、細かい基地局の設置も無くなるようになります。
他にも5GやAIやIoTやドローンや自動運転などの関連したモノとなり、いろんな可能性を秘めた事業になりそうですね。
田舎暮らしやリモートワークにも追い風
圏外がなくなれば、どんな山奥の田舎に暮らしても圏外が無くなるので、いつでもどこでも仕事もできるので、私みたいにゆくゆくは山奥にこもりながらでも、インターネット環境が整うというのは強い味方ですね。
そして最近の働き方改革でのテレワーク・リモートワーク・在宅ワークなどでも活躍しそうです。
都市一極集中にならないように、地方でも仕事ができるような社会になって欲しいですね。
そうすれば、子育て、介護しながら仕事がどこでもできて、なおかつ地方の活性化にもなるので、今後もこの話題は注目して、「HAPSアライアンス」の情報のアンテナを張っていきたいですね。
合わせて読みたい記事