最近youtuber界隈でも話題の信用スコアを解説
未来の信用スコアに注目
数年前から話題になりつつある「信用スコア」ですが実際「信用スコア」って何?という疑問があります。
信用スコアとは?
この信用スコアは中国の方では徐々に浸透されていて、中国のアリババグループの関連企業の「アント・フィナンシャルサービスグループ」が開発した、「芝麻信用(セサミクレジット・ゴマ信用・ジーマ信用)」が代表的に挙げられる。
この信用スコアの波が日本にも、急激に流れてきているという事で当サイトで情報としてメリット・デメリットを含めて取りあげていくお話になります。
以前からあるクレジット会社の信用情報
クレジット会社の間でも個人個人に信用スコアに似てる信用情報はあります。
このクレジット会社の情報をまとめているのは、CIC(Credit Information Cente)割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関という会社です。
このCICの会社はクレジットカードを作る時に、クレジット会社がそのCICにある個人の信用情報を元に「この人にクレジットカードを作っても大丈夫なのかな?」と目安になる情報を扱っている会社です。
昔にクレジットカードの不払いや滞った事があるのか?という情報がわかるので、俗にいう「ブラックリスト」となるリストもあるそうで、これによりクレジットカード発行の審査が行われます。
◆CIC公式HP
また銀行なども、そういう内部での個人や会社に対する信用の情報を元に融資が可能かどうかの判断材料、要は信用スコア的な物はあります。
それ似たスコアを他の企業も独自の「信用スコア」で取り扱うようになってきました。
信用スコアとは
企業が行う信用スコアとはなんでしょう?
簡単に言えば、一個人の信用を点数にしてその点数に応じて、いろんなサービスを受けていく、という企業の最近の流れです。
この信用スコアは簡単なアンケートに答えると、AIが自分に対する信用度がわかる点数を付けてくれます。
つまりこの点数が高ければ、そのスコアが行う企業に対する人間(一般の人間点数ではなく、あくまでスコア企業と個人間)としての点数が、高いという事になります。
信用スコアのアンケートは企業によりますが、年収・年齢・在職状況・既婚・男女・その会社のサービス利用状況など答える所もあります。
これにより点数が高くなったり低くなったりします。
人間としての目安を企業側が把握して、そこからの市場拡大を狙っているわけです。
信用スコアのメリット
例えばこの信用スコアが高い人のメリット
■低金利でお金の融資が可能になったり
■敷金・礼金・保証人要らずで賃貸物件を借りれるようになったり
■高スコア専用の乗り物や限定商品を買えたり
■車を簡単にレンタル・ローンを組めたりできたり
などなど、これ以上に様々なメリットが増えていくでしょう。
スコアで信用がわかる為、初対面でも「この人は信頼できる人」なのかが瞬時にわかる為、企業側は人を見極めるのにいい判断材料になります。
もちろん大量にお金を使って買い物する人はスコアの数字は上がり、お金をあまり使わない人は低くなるなどの目安にもなるので、企業としてはお金を使ってくれる人には、より良いサービスを行うでしょう。
■スコアの低い人にお金を貸した場合、きちんと納期までに返ってこない確率は高いですが、スコアが高い人なら返ってこない確率は低くなるでしょう。
■スコアの低い人に「東京の高層タワーマンションの物件」の広告をしても売れる確率は低いと思いますが、スコアの高い人は購入する確率は上がります。
信用スコアの中にはいろんな情報がつまっているのでこういう広告も出す事が可能。
■スポーツカーが好きな人に軽自動車の広告をしても、その軽自動車の売れる確率は低いですね。
■共働き世帯に家のクリーニング会社から広告が来れば、利用する確率は上がるでしょう。
この信用スコアの数字を、広告を出したい会社に売る事もできるで、企業の信用スコアを取り扱う所はかなりの勢いを増してくるでしょう。
まさに情報=お金ですね。
そのおかげで私達にもかなりのメリットが生まれるわけです。
信用スコアのデメリット
私は大体こういう便利なものは、「メリットとデメリットは紙一重」だと思ってます。
例に挙げると料理で使う包丁は食材を料理するうえで大変便利ですが、使い方を変えるとそれは人を傷つける武器にもなってしまいます。
この信用スコアも同じで、人間としての点数が付くので、格差が浮き彫りになったり、点数での差別なども起こる可能性も秘めてます。
点数が付く事で怖い差別
■男女差別
■お金差別
■既婚差別
■職業差別
などいろんな差別の懸念も抱えてます。
またスコアを気にした生活やスコアを上げる為の人々との争いも起こる気がします。
個人の情報も売り買いされるので、信用スコアは自分の情報がかなりの情報量になるので、この個人情報がどのように企業間で行われてるかは、わかりません。
もし悪さをしようとする企業にこの情報が渡れば、「住所、お金を持ってる、高齢者」という情報だけでも、なんとでもできてしまいそうですね。
この信用スコアが、将来かなりの力を持ち出したら…
■就職する時の面接で「○○会社の信用スコアは何点ですか?」それにより就職できる・就職できないなんて事もあり得るかもしれません。
■結婚する時に相手方の親に会った時に「○○会社の信用スコアは幾つだ?低ければ結婚は認めない」などの事が起きるかもしれない可能性もあります。
■○○会社の信用スコアが○○○点以上じゃないと、この部屋は借りれません。
など起こるかもしれません。
便利になる反面また違ったリスクが生まれるのはわかっているので、これからのこの信用スコアの行く先も注意してみていかないといけませんね。
まとめ
今日本での信用スコアといえば
■みずほ銀行とソフトバンクグループの共同出資で行われてる株式会社J.Score(ジェイスコア)
株式会社J.Scoreの「AIスコア・レンディング®」はすでに個人の貸付もやっています。
■LINEscoreなどが本格的に始動しはじめました。
LINEscore
このようにこれから先便利になっていくでしょう、しかしデメリットも自分で把握したうえで、その信用スコアと共存していかなといけないと私は思います。
軽率な状態で個人情報を出すのは控えましょう。
ただ一番の私の懸念は格差のものさしになる事、それに伴い差別の社会、信用の数字だけがひとり歩きしないように、ならないといけませんね。
またこの信用スコアの情報は当ブログでも取り上げていきます。
ただし!スコアは便利だけど…人間がAIに付けられた点数で、すべての物事が決まるのは反対です。各付け社会にならないように願います。
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