非接触生活拡大で触らないで操作する未来と経済の新しい動き
触る生活から触らない生活
今までの生活で何気ない行動の一つが、人々が共有して何かに触るという接触行動をして生活をしてきました。
たとえばエレベーターのボタン・銀行ATMなどのタッチパネル・何気ない階段などの手すり・買い物かご・メニューなど挙げだしたらキリがない位、他人との接触共有する部分があります。
ここ数年でこの接触による人の考え方も変わりつつあり、この先も非接触に対する関心は急激に今伸びている分野で高まっています。
その中で今回は「非接触エコノミーとは?」「完全非接触とは?」というキーワードを、私なりの解説と深掘りをして記事にしたいと思います。
非接触型エコノミーとは
「非接触型」というのは、読んで字のごとく触らない事になります。
ではこの「エコノミー(economy)」とは?
すぐに頭に浮かぶのは、飛行機の座席での「エコノミークラス」だと思いますが、エコノミーはもともと「経済」「経済的」の意味を持ちます。
つまりこの2つを合わせると、「非接触型経済」という事になります。
少し前に、台所の水道や商業施設での手洗い場はセンサーが蛇口についており、手を近づけるだけで水が出てきます。
あれも非接触型エコノミーになります。
あの方式にするだけで、トイレで誰が触ったかわからない蛇口のハンドルを触るより、衛生的でいいシステムですね。
またスマホ決済などの「非接触型エコノミー」ですよね!
あれのおかげで会計のスピードは上がり現金を触る事もなく、会計のやり取りができるのは便利ですよね。
【くら寿司】が非接触型店舗?完全非接触とは?非接触タッチパネルとは?
過去のニュースでも話題になった回転寿司大手の【くら寿司】が非接触型店舗の運営にのりだして話題になりました。
従来のタッチパネルの画面に触らずに、特殊センサーを搭載したパネルに指を近づけるだけで、空中で画面操作ができる「完全非接触型のタッチパネル」というモノです。
これなら触らずに画面操作ができるので安心で、消毒の手間も無くなり使いやすくなります。
まさに昔洋画やアニメで観た、未来のタッチパネルのような事が現実になってきましたね。
注文も自身のスマートフォンで注文する事で、共有するモノは触らないで注文できるシステムで安心ですね。
こういった新しいサービスがどんどん生まれてきて、今の最新モデルが「完全非接触サービス」を行った、ニュースの話題にもなった【くら寿司】さんが先行導入した「完全非接触サービス」の店舗になります。
大手外食チェーン初!くら寿司、入店から退店まで店員とコンタクトレスな「非接触型サービス」が完成
出典:くら寿司
店舗の案内から注文から会計までは、触らずにできるという所まできています。
このように何も触らずに入店、注文、会計まで何も触らずに完結するような事を「完全非接触」といわれています。
自動販売機も非接触で購入できる販売形態の変化
そもそもこの自動販売機の販売形態は治安のよい日本だからこそ発展した経緯もあり、訪日外国人の方もうらやましがられるシステムとして話題にもなっていましたね。
自動販売機は無人でも商品が売る事の出来るモノとして進化を遂げてきました。
冷たい・暖かい飲み物や、たまご・ハンバーガー・焼きそ・アイスばなどの軽食などや生活用品など365日24時間販売できる便利な存在ですね。
最近では緊急の災害時には、お金を入れなくても飲み物が提供できたり、明るい事で夜の防犯対策や防犯カメラが付属しているモノなどいろいろな役割も果たしてくれます。
そして⑥番の非接触という所が今回のポイントになります。
無人で非接触販売
完全非接触というのは伸びる産業で自動販売機にも動きがあります。
自動販売機も非接触型に変化をしていき、スマートフォンで注文・決済して後は自動扉が開き商品を受け取る事で「非完全接触」が成り立ちますね。
またコカ・コーラの自動販売機の「Coke ON」スマートフォンのアプリ「Coke ON Pass」で、月2700円一日1本というサブスクも話題になりました。
昔ながらの飲食関係の自動販売機以外にもいろんな業種がこの自動販売機に参入しています。
普通の店舗で提供している外食もお弁当にして、そのお弁当を自動販売機で販売する事で、非接触でランチなども受け取れるという。
こうすればデリバリーでの人との接触や、テイクアウトでの人との接触も無く「完全非接触」で購入できるので購入者側も安心ですね。
日本には従来今でも地方行くとよく見られる農家さんが無人で野菜などを道端で売っていて、これも自動販売機の元祖でもありますよね。
アプリで注文してあとは自動販売機で受け取るなんて事もできるので、とてもいい自動販売機の進化だと思います。
足操作自動販売機とは?足で踏んでボタンを押して注文?
完全非接触ではないですが…ダイドードリンコ株式会社から、発表された「足操作自動販売機」の実証実験するという事も話題になりました。
この自販機は指を使わない自動販売機として注目を浴びています。
通常の自動販売機だとまずお金を触り、商品のボタンを押し商品の取り出す開閉部の接触、今皆さんが気になってる不特定多数の人が触れてる部分があります。
支払いはスマートフォンで行うので金銭のやり取りが無く、注文するボタンは足で押し、取り出し口も足でボタンを押して開閉するので、かなりスマートに自動販売を利用する事ができます。
今はまだ室内の企業内で実験していますが、ゆくゆく外の自動販売機でも見られるかもしれませんね。
自動販売機は、とても便利で通常の生活にも役にたっていますが、やはり自動販売機の進化は各社競い合いながら止まる事はないでしょう。
日立が非接触で注目の指静脈認証装置開発!
非接触認証でも顔認証や目の虹彩認証などもあり、今注目を浴びている産業の一つでもあり、その中で注目なのは非接触型の指静脈認証です。
昔のSFでの認証では当たり前のような「非接触認証」でしたが、今それが当たり前になろうとしています。
今迄は指紋や静脈認証でも、センサーの台に直接指などを接触して認証をしていました。
これだけでも昭和の人間からすると近未来なのですが、今の時代不特定多数が接触するモノにはなるべく触れたくないので今回はその一歩先ゆく非接触認証です。
認証によるパスワード管理は大変
今の人々はいろんなITサービスを利用していますね。
しかしこのITサービスは便利な反面、セキュリティ面で情報漏洩やコンピュータウイルスなどの危険なリスクも背負っています。
そこで活躍するのが「パスワード」ですが、このパスワードもサービスごとにアカウントのパスワード管理をしないといけないので管理が大変です。
今のこの多くのITサービスに必要なアカウントのパスワード管理も、皆さん悩んでる問題の一つだと思います。
「パスワードを忘れてしまった!」「パスワードが多すぎて管理が大変」「結局全部一緒のパスワードにしちゃっている」などパスワード管理あるあるですね。
これらのパスワード管理が自分の静脈認証で、サービスを利用できるようになったら相当楽で快適な生活になりますね。
「日立指静脈認証装置C-1」「日立カメラ生体認証 SDK for Windows フロントカメラ」
そこで今回紹介するのがこの「日立指静脈認証装置C-1」「日立カメラ生体認証 SDK for Windows フロントカメラ」になります。
専用装置不要のPCカメラ向け生体認証ソフトウェア開発キット「日立カメラ生体認証 SDK for Windows フロントカメラ(以下、生体認証SDK)」を3月9日から提供開始します。
これらにより、ビジネスから消費者向けまでさまざまなシーンで、非接触での本人確認やキャッシュレス決済を実現し、ニューノーマルな生活や働き方を支援します。
出典:株式会社日立製作所
この「日立指静脈認証装置C-1」でかなりの広がりのある用途があり、この先いろいろな快適な生活になるサービスの供給を持っているという事です。
テレワークで会社の情報に接続する時もこのシステムでセキュリティ面も高くなり、便利なアプリなども静脈認証で一括管理できます。
飲食店や小売店で決済をこの非接触認証で行う事ができれば、いちいちアプリを立ち上げてバーコードなど読み取る作業も必要なくなりますね。
また遊園地や大規模な数万人のイベント会場の入退出管理も簡単に行う事もできます。
またジムやカラオケまどいろいろな会員サービスなどもでも活躍もできますね。
他にもいろんなサービスでの活躍が期待されますね。
AIで顔認証システムを福岡PayPayドームで導入
最近はPCやスマートフォンでも、顔認証でロックを解除するモノも出てきました。
これにより、パスワードを打つ手間や指紋での認証も無くなり、より正確で安全でスムーズなロック解除ができるようになりました。
そして最近ニュースなどで見かけるイベントなどで大量の人を顔認証システムを使用する光景が見られるようになりました。
昔のSFの洋画などで、指紋認証・静脈認証・虹彩認証などいろんな認証方法があって、未来って凄いなぁと感心していたのを覚えています。
時は過ぎ現代では、その凄いとされていた認証方法も、すでに身近なモノになっていました。
スマートフォンやPCにはすでに指紋認証が付いてるモデルも多くなり、手の指での静脈認証も少し前に銀行内のATMなどでの採用(最近は実用化が厳しいのか撤去されていました)されていました。
このように未来の事だと思っていた○○認証は、いつの間にか現実になっています。
SenseThunderのAI温度検知
昔は上記のように水銀の体温計で脇に挟んで数分待機して測っていましたね。
それから体温測定の進化も進んできました。
■SenseThunderの体温測定とは
・SenseThunderのAIと赤外線カメラでの顔認識技術で、来客や従業員の発熱の疑いがある方を検知する事ができます。
今回のソフトバンクホークスの福岡PayPayドームで導入したモデルはSenseThunderの最上位モデルの「SenseThunder-E(センス・サンダー・イー)」を導入したとの事。
この顔認証は、人間がマスクを着用した状態でも、体温測定を約0.5秒で検温でき、前後0.3度の誤差で最大1.5メートルの距離から検温できるという。
そして検温した時に発熱疑いがある場合に、通知をすると機能になっています。
顔認証での人数の把握
これによりあらゆるメリットが生まれ、人の流れを止めずに人数の把握できるようになり相当なコストダウンが出来るようになりました。
人数把握は流石にイベントや公共交通などで1000人単位の人数把握には相当な時間と人件費を使いますからね。
このシステムがあれば、電車やバスや商業施設や学校など、人が集まる所に置くだけも人数把握をするには相当なコスト削減になりますね。
出勤・出席の時間とカウントや、正確な入場者数の把握だけでなくいろんな応用が期待できます。
顔認証からのビックデータ
顔認証で得た情報だけでも、相当な有益のデータを得る事が出来るのも事実になります。
顧客のニーズや行動傾向なども読み取れて、その時に必要なサービスを瞬時に展開できるようになります。
また防犯などの面でも有効になり、安心できる街つくりなどもできるようになりますね。
この膨大なデータを元にいろんなサービス展開もできるようになり、この先の進化にも注目をしていきたいですね。
とはいえまだ課題もあり、あまりにも遠いと顔認証は出来なかったり、顔認証の自体の識別精度も向上していかなといけません。
個人情報の漏洩と管理
いくら便利な顔認証もやはり壁になるのが、個人情報になります。
確かに街中に顔認証システムが溢れだすと、知らない間に個人情報を相当与える事になります。
イベントや街中などの顔認証は、基本は個人データは取らないでの、顔認証は安心とされていますが、それでもいろんな情報は与えてしまいます。
(今回の福岡PayPayドームで導入する顔認証は、個人情報は取得しないで安全との事)
またこのデータの管理・漏洩なども注意しないといけません。
この個人情報も今後「どこまで保持していいのか」「個人データの管理」「悪用に使われないようにする」などの課題も多くあります。
いつのまにか、未来のような出来事が現実になってきてる世の中で、取り残されないようについていくだけでも自分の人生の快適感は変わりますね。
これから広がる無人化と人間の雇用問題
しかしこの完全非接触サービスにより、人間の仕事はどんどん減る事になるのは事実です。
従来のレストランでの受付・案内や配膳や会計なども、今は人間が仕事をしなくても出来てしまいます。
給料無し・社会保険料無し・休み無し・人間トラブルも無しこうなると多少初期投資が多くなってもロボットなどに、仕事を任せる方が効率は断然よくなりますからね。
とはいいえ、「このまま人間の仕事は無くなる・・・」とは考えずに、新しい技術や仕事は増えているので、その新しい分野で活躍できる人材に変わっていく事が大事です。
ロボットを可動させるには、ロボット関連の開発者・アイデア・営業・配送・メンテナンス業などいろいろな分野の新しい人材が求めれれるでしょう。
少し前にもコンビニエンスストアの無人化など話題になりましたが、この販売形態も日本全国で普及するようにどんどん進んで欲しい所ですね。
今の内から勉強して新しい分野でも活躍できるよう、日々のニュースや流行りモノのインプットをする事はとても良い事だと思います。
自動で出てくる非接触ハンディソープ
私の家のハンディソープも当初は自分でハンディソープを押して液体を出していたボトルだったのですが、この容器をミューズ石鹸の非接触型のボトルに変える事により、家に帰ってから手を洗う際に大いに役に立っています。
タニタの非接触体温計 BT-543
この非接触型のタニタのBT-543体温計は計測時間も瞬時で、なおかつ非接触型なので、いろんな人に使えるという点と、計測場所も従来の脇からおでこなどでも計測できるのもいい点ですね。
脇に挟むと他の人が使う場合は一旦拭いたりする手間もありますし、毎朝忙しい時にすぐ体温測定ができるという点は手間・時間効率からいっても大きなメリットですね。
多少非接触型の体温計は効果ですが、長年使うと考えればこの投資も時間を買う意味でもいいモノだと思います。
これで日々の忙しい朝でも一瞬で体温管理ができ、高齢者で脇に挟むだけでも大変な時や、落ち着かない子供でもすぐに測れるのがいいですよね。
他にもこの非接触型エコノミーはいろいろ拡大してく産業だと思うので、注目していきたいですね。
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