車中泊の暑さ対策の基本空気の流れ
車内の空調を考える
最近の真夏の気温は危険なレベルに暑さになってきて、外気温40℃以上なんて昔は想像もつかない気温でした。
昔は扇風機と網戸だけでも日中も夜も過ごせていましたが、昨今の夏はそうもいかなくなりましたね。
そんな気温の中、車中泊する場合も例外ではありません。
むしろ車中泊するにあたって、注意+対策をしていかないと、いけない位になってきました。
そして最近の車中泊する人の意識は「しっかりとした空調」の考えが多く広まってきました。
また車内での料理の時も、換気扇替わりとしての空調、火気の利用により一酸化炭素中毒による空調、冬場の結露の対しての空調、暑さなどの車内の気温での空調、など多岐に渡り車内の空調は大事になってきます。
通常のキャンピングカーの空調ファン
通常の大型のキャンピングカーであれば、それに見合った空調の換気システムが天井などに付いています。
しかしこのシステムは部品から設置まで結構な価格にもなります。
そこで最近YouTubeの動画でもよく見るようになった、安価でDIYで出来る空調設備の方法があります。
パソコンの熱対策で使う冷却ファン
パソコンの熱暴走を抑える為、パソコン内部には冷却ファンという小型の扇風機みたいなのが、パソコン内部に搭載されてい事はご存知でしょうか?
この冷却ファンは優秀で、パソコンの内部(CPU付近)は熱くなると80℃位の温度にもなる所もあり、かなり酷暑な場所とも言えます、その熱を抑えてくれるのがこの冷却ファンの存在です。
この冷却ファンは省電力で強力でありながらも、静音にも優れているのです。
その冷却ファンがないとパソコンはたちまち熱暴走を起こし、パソコンの処理速度の低下はおろか、しまいには強制終了する事になります。
その冷却機能の原理を利用した方法が、この冷却ファンの電源部分をUSBにして扱いやすくする事により、誰でも手軽にこの冷却ファンを扱えるようにしました。
USB型の冷却ファン
そのUSB型の冷却ファンを加工して車中泊車の窓に設置する事により、車内の空調を管理する事が可能になりました。
しかも1個だけではなく2連3連4連と冷却ファンを繋げて加工する事でより効率のいい車内空調の調節ができるようになりました。
これにより小型のポータブル電源につないで運用する事も可能になり、どこでも好きな所に設置できるようになりました。
冷却ファンと扇風機と網戸
今車中泊の暑さ対策の多くは車内は扇風機を置き、片側の窓は網戸にして、反対側の窓にこの冷却ファンをつけて、車内の空気の流れを作る事により、車内の温度を下げる人が多くなってきました。
そして、この展示会でもたくさんのメーカーさんは窓は網戸が定番になり、それにこの冷却ファンの加工をする所が増えてきました。
また、窓だけではなく、リアハッチにこの冷却ファンを加工して設置する事で、より車内の空気の流れが大きくなる為効果は大きくなります。
これには少々DIYには難しい加工になる為大変ですが、やる価値はあると思います。
これなら大規模な電力を消費するエアコンなど無くても、熱帯夜の夜を過ごせるようになってきました。
それぐらい昨今の気温は危険なレベルなのです。
その他の車中泊での空調設置のメリット
冒頭でも少し話は出ましたが、この空調のメリットは暑さ対策だけではありません。
■空調のメリット
●車内で料理をした際の匂い対策に換気扇として。
●車内での火気使用時の一酸化炭素中毒の対策として。
●冬場の窓の結露対策として。
●車内の暑さ対策として。
などいろいろな恩恵があります。
なのでこれから車中泊をしようと思ってる人は、ぜひこの空調の考えも頭に入れておくと、快適な車中泊ライフが送れると思います。
このUSBの冷却ファンならDIYにチャレンジしてみてもいいですね。
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