USB規格種類一覧 急速充電規格Power Delivery 3.0
そもそもUSBとは
最近の生活でも普段よく使ってるUSBとはいったなにか?
そこをまずは調べていきましょう。
USBは何かの英語の略だと思いますが、USBの正式名称は「Universal Serial Bus」(ユニバーサル・シリアル・バス)という規格の略称です。
この頭の字を取ってUSBっていうのです。
それではもう少しUSBについて調べておきましょう。
USB規格世代一覧
ここ最近いろんな電化製品でも活躍しているUSBの規格についての記事になります。
スマホを始め、記録媒体、スピーカー、マウス、キーボード、ライト、ラジオ、webカメラ、コードレス小型扇風機、小型加湿器などその用途も多くなり、それに合わせてUSBも進化していますね。
世代規格も多くあるので、馴染みのあるタイプを一覧でまとめてみました。
■USB 1.0
・発行日:1996年1月
・最大データ転送速度:12 Mbit/s(1.5MB/s)
■USB 1.1
・発行日:1998年9月
・最大データ転送速度:12 Mbit/s(1.5MB/s)
・補足説明:このUSB 1.1が発表の時期は丁度「iMac」や「Windows 98」が登場した年でもあります。
USB 1.0の規格仕様が電源管理等の面で改良されバージョンアップをしました。
このタイプのUSBに機器が標準対応する事により、USBは瞬く間にいろんな所に普及しました。
■USB 2.0
・発行日:2000年4月
・最大データ転送速度:480 Mbit/s(60MB/s)
・補足説明:このUSB 1.1に「Hi-SPEEDモード」を追加しバージョンアップしました。
同じコネクタ(USB1.1)での運用をしながらも、データ転送速度(480Mbps)を実現する事に成功し、従来の約40倍もの速さになりました。
■USB 3.0
・発行日:(Gen 1) 2008年11月
・最大データ転送速度:5 Gbit/s(625MB/s)
・補足説明:USB 2.0と比べて約10倍に向上し転送速度が5Gbpsとなりました。
これにより超高速データ転送ができるようになり、いろんな所で今普及してきてます。
そして簡単に識別できるように1.1/2.0のコネクタのソケット部分を青色して、パッっとみて区別できるようにしました。
■USB 3.1(Gen 2)
・発行日: 2013年8月
・最大データ転送速度:10 Gbit/s(1.25GB/s)
・補足説明:USB 3.1にはGen1とGen2があります。
Gen1は前回のUSB 3.0と変わらない転送速度5Gbpsに対して、Gen2はなんと10Gbpsまで転送速度の向上に成功しています。Gen1の約2倍に速度アップした事になります。
コネクタの形状/端子類
USB2.0のコネクタの形状は上記になります。
この形状が未だよく見る馴染みの形状ですね。
こちらがUSB3.0~USB3.1
最近よく見られるようになってきたコネクタ形状になりますね。
この画像の一番右の「USB Type-C」が今回のテーマでもある「USB Type-C PD」のコネクタの形状になります。
USB Type-C PDとは
形状はUSB Type-Cって事はわかったと思います。
そしてこの「PD」とは何か?といいますと…「Power Delivery」(パワーデリバリー)の略称になります。
この「USB Type-C PD」は急速充電のUSBの「国際標準規格」という事です。
「USB Type-C PD」には「USB Type-C Authentication」(C-AUTH)機器間認証が追加しており、他の機器でも最適な充電をする事ができるようになり、安全性の向上にも繋がりました。
「USB Type-C Authentication」(C-AUTH)のおかげで「USB Type-C PD」の電力供給は最大 20Vx5A = 100Wを実現するが可能になりました。
注意点もあります。
「USB Type-C PD」よって、従来の通常の充電はもちろんノートPCなども充電する事ができるようになり、より便利な規格となりました。
ただしこのUSB Type-C PDを十分に発揮させるには…
・充電するデジタル機器(スマホややタブレットやノートPCなど)
・モバイルバッテリー、USB急速充電器などの充電機器
・上記の2つデジタル機器と充電機器を繋ぐケーブル
この3点すべてが揃って初めて本領発揮になります。
「USB Type-C PD」メリット
・「USB Type-C Authentication」(C-AUTH)機器間認証により、規格対応機器同士が通信して電力の自動調整/最適化する事ができる。
・大容量・急速充電が可能になり100Wまで対応する事が可能。
・電力の「入力(受電)」と「出力(給電)」がフレキシブルに変更可能(ロール・スワップ)になり使う側としては、従来の規格にはない使い方が可能になり、幅広い用途に運用できるようになりました。
これはキャンプや防災の面でも緊急の電源として注目を浴びてるポータブル電源です。
私のおすすめの1台でこのポータブル電源には「USB Type-C PD」が搭載されてる機種になります。