7月某日発売と同時に試乗の予約を取りました。実際に公道を走ってきた感想です。
いざ!試乗へまずは車内と装備確認
前回N-VANのメリットや特徴など紹介をしましたが、やはり1回試乗してみないと乗り心地や実際の社内空間などわからない事だらけなので試乗&下見は絶対しておきたかったので早速試乗予約の電話を入れ試乗してきました。
試乗当日朝一でディーラーに行き担当の方と雑談をしつつ車中泊のベース車として使っていきたい事を伝え話は進みました。
商用車なので「他にどんな人が試乗に来られるているか?」聞いて見た所…
仕事で使う人(配達)釣り、バイク目的(趣味)で使う人、など半々位の割合で試乗に来られるてるそうです。
商用車なのに結構私みたい趣味で来られる方もやはり注目してるようですね。
試乗日の当日まず装備などみて担当の方と雑談もしつつ、いよいよ公道デビューです。
N-VANの車内の様子
まずはこの運手席に座ってみました。
メーターは真ん中がスピードメーター左がタコメーター(エンジンの回転数)右が液晶仕様で走行距離などです。
低床の為乗り降りがかなりスムーズです。
乗り心地もシートがしっかりと作られており「これで本当に商用車なの???」って位商用車とは思えない快適な運転席周りです。
もちろんサイドブレーキもキック式です。
見てくださいこの商用車とは思えないこのパワーウインドウ、電動ドアミラー、集中ドアロックの装備!感動;;
もちろんフルオートエアコンも標準装備で嬉しい限りです。
シフト左下のフックも付いているので買い物袋もかけれ、こういうさりげない装備も良いポイントですよね。
後ろのハッチを開けるとこの広々した空間!完璧なフルフラット!
噂の助手席の折り畳みで奥行たっぷり!これだけ広ければ車中泊改造の幅が広がります。
水道、排水溝、デスク、ベット、シャワー、靴箱、収納BOX置き、床、天井収納などイメージが膨らみますね。
この【オレンジ】の所を操作するだけで助手席と後部座席の折り畳みが簡単にできます。
助手席を折り畳んだ時のヘッドレスの置き場所もありスッキリ収納できます。
センターピラーレスによる衝突の安全面
そして大注目この助手席側の【センターピラーレス】これにより荷物の入れ替えが楽だったり、乗り降りが楽だったり大きな物もこのサイドから出し入れができます。
気になるのは横からの衝突による安全性の問題で、本来ここに固いセンターピラーが無いと横から衝突すると強度が弱く大きな事故に繋がります。
でもちゃんとそこも考えられています。
この場所はサイドドアの所になりますが、この端に固いピラーが付いているのでドアを閉めるとちゃんとセンターピラーの役割をはたすそうです。
ピラーの機能は助手席ドアとスライドドアに内蔵し、高い衝突安全性能も確保しています。【ドアインピラー構造】
出典:本田技研工業株式会社
もちろん助手席のドアの方にも付いているので両方のドアを閉めると、従来のセンターピラーと同じ役割になるそうです。
安全面もぬかりがないですね。
私としてはゆくゆくこの後部座席も外して構造変更の手続きをして、2名乗車仕様にして内部の空間もより広げていきたいです。
それにより助手席の重さも無くなり燃費もUP!その分重いバッテリーを積んだりこの空間に靴をしまう場所またはガスコンロ、寝袋、小物BOXなど収納できそうです。
パッと見た感じだと後部座席は簡単に取れそうだったので早く取っ払ってみたいですね。
※【構造変更】はちゃんと手続きしないと後部座席を取ってる状態だと【車検】が通りません。
ゆくゆくはこのN-VANの改造記事も書いて構造変更の手続きなんかも載せていこうと思ってるで楽しみにしておいてください。
実際公道を走ってみると見えてくるもの
やはり試乗で比較するのは昔仕事で乗っていた、従来の軽の商用車バンとの比較になります。
あくまで個人の私感ですのであしからず!
まず通常の国道で乗った感想です。
停止からのアクセルオンは加速がスムーズで、軽バンのあの特有の出だしが重い感じがあまりなく普通の軽自動車の加速です。
作りがN-BOXの兄弟車だから走りやすさもうなずけます。
担当の営業者さんに聞いたら工場のレーンはN-BOXと同じレーンだそうです。
そして気になるのが商業車のCVTによるギアの変速ショックがどんなものか気になります。
従来の軽バンにはCVTは付いてなく昔ながらのあのギアが変わるたびに反動があります。
最近はもう体がCVTに慣れすぎてる為、逆にCVTではない車に違和感を感じますね。
N-VANのCVTの乗り心地は十分過ぎる位今の車と同じ乗り心地に近いく快適ですね。
これなら街乗りでもストレスがないですね。
ある程度国道のハイペース走行(時速50km~60km)は問題無く走行して満足な乗り心地です。
小道の運転のしやすさ小回りの利き易さ
さて今度は気になる小道のローペース走行(時速0km~30km)です。
試乗してる場所は地元中の地元なので、慣れ親しんだ狭い小道を主にクネクネと走り回りました。
商用車バンは特有の曲がるときに起こる横揺れの力(G)が加わり、曲がる時にストレスを感じるものです。
特に背の高いハイルーフ車や箱型の車は、この横の力(G)が加わると曲がる時に無意識に踏ん張ったりして荷重移動を気にした運転をするので、これらが積り積もって運転のストレスを感じ疲れの原因にもなります。
逆に極力まで車高を下げてるスポーツカーなどは重心を低く、車体剛性を高めて横のふらつきを抑え曲がる時により曲がりやすい仕様になっています。
ただ車体を低くしてサスペンションを固くすると曲がりやすくはなりますが、乗り心地は悪くなってしまいます。
そういう所も確かめたくあえて狭い小道を曲がりまくりました。(笑)
もちろんそこには、一時停止があり止まったり発進したりの繰り返し、ハンドルの軽さ、アクセルワーク、曲がる時の車の小回りなどの運転のしやすさも体験してきました。
私が小道を走って試走した感想は文句なしですね。
バン特有の横の力は当然かかります。
しかしこれは車高の高い軽バンなら普通にあることです。
とはいえこのN-VANは大きなふらつきなどはなくとても走りやすいです。
小回りもきき小道でもスイスイと走ってくれます。
ブレーキも営業の方に承諾を得て強めのブレーキも試しました。
ABSかかる一歩手前ぐらいの強さで試しました。
ブレーキの効きもよく従来の軽バンと比べると公道の試走は快適そのものでした。
試せてない乗り心地 山道はどうか
あとは高速道路での最初の合流や、そこからの加速、高速からの車体の安定性、通常の軽だと速度が速くなると車体の剛性による揺れだったり、ハンドルの重さやブレ、振動だったりアクセルの踏込量だったり、確かめたいのですがさすがに単なる試乗なのでそこら辺は試せませんでした。
またNA車とターボ車で走り比べもしたい所です。
あと山道での上りのパワーや加速なども試したいのですが…山道が無いためできませんでした。
軽にとって山道の登りは鬼門で、いろいろ試走して感じてみたい部分でもあります。
軽だと基本的に登りは大の苦手部門になります。
特にクーラーをつけて山道を登るものならエンジンが唸りをあげて登る様になります。
高速道路の山道もフルアクセルを踏んでも全然速度が出ずパワー不足は否めません。
私自身、旅の目的は観光と田舎の移住先調べなので山道はいっぱい走る予定です。
なのでそこは山道の試乗はしたいですね。
時間が空いたら山間部のHONDAのディーラーに行ってまた試乗するのも手ですね。
もし山道も試せたらそちらも記事にしていきたいと思ってます。
なので現状試せてない所は、これからいろんな方が購入してレビューが出ると思うので、そちらを参考にしていきたいと思います。
そしてこのN-VANにはターボもグレードで付けれるのでそちらの参考もしたいです。
しかし商用車でターボって(笑)凄いですね!頼もしいです。
試乗後エンジンルームも見学
走行後にN-VANの特徴の一つ車体前方のエンジンルームも見せてもらいました。
エンジンルームは前方にあり普通車のように整備しやすく、商用車とは思えない程の造りになっています。
もうシートを倒してエンジンルームをのぞく事もありません。
これなら車中泊の車の改造にも、わざわざエンジンルームのアクセスの為に、いろんな配置を犠牲にしなくてもよくなりましたね。
これは車中泊用に改造するにあたってデカイですね!
試乗を終えての感想 まとめ
だいたい30分位試乗した所で終わりにしました。
ちなみにバックや駐車に関しては従来通りの軽バンと変わりありません。
しいていえばバックモニターが付いてるタイプだったので見やすい位なものです。
国道でのスムーズな走り、小道での小回りの効いた走り、など総合的にみて街乗りに関して私の感想は・・・
結果は大満足ですね。
これなら街乗りの車としては良い感じです。
次回・・・気になる営業さんとの見積もりの駆け引き話と、店長さんのあいさつです。
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