夏休み!川での遊びも危険!
水難事故のハザードマップ?
夏休みで海や川に行かれる方も多いと思います。
やはり自然に触れるのはとても良い事ですよね。
その中で毎年ニュースになってしまうのが、水難事故のニュースですね。
そして今回注目したのは、「川での水難事故」になります。
基本、自然というのは人間の想像を超える程、容赦なく牙をむけてくる事があります。
なのでまず川に遊びに行く時は、その川の危険性をあらかじめチェックしておく事をおすすめします。
その川の危険な所をチェックをする事できる、災害ハザードマップのような川に適したサイトを、今回の当ブログの記事で紹介していきます。
この記事を読んで頂いて自分自身や家族や知り合いと共有し川の危険性を知ってもらって、少しでも水難事故が減る事を祈っております。
川は危険がいっぱい

上記の円グラフを見てもらうとわかりますが、海は離岸流や高波などの危険は、よく知られるようになりましたが、川は海よりも危険はいっぱいです。
川も急激に水深が深くなったり、川の流れが表面上は緩やかでも底の方は急激な流れになって足をとられる場合もあります。
また上流で急な雨が降った場合や、前日に大雨が降った場合なども。急激に川の水量が増えてあっという間に増水する事もあります。
その時に命に関わるような、とても怖い水難事故になる場合があります。
川は貴重な自然体験ができる場であり、感動する心・自然を大切にする心・豊かな人間性などを育むことのできる学びの場でもあります。
しかし、川は時として危険な場所になることもあるので、川の危険性を理解して川とのかかわりを持つことが重要です。
出典:公益財団法人 河川財団
そこでこういった水難事故が多いポイントを確認できる河川用のハザードマップがあるのはご存知でしょうか?
ハザードマップって聞くと河川氾濫の水害や土砂崩れや津波や地震などもあります、その河川水難事故バージョンが今回紹介するハザードマップと思ってください。
これを事前にチェックする事により、危険なポイントをチェックしてあらかじめ備える事ができます。
まずは川の危険なポイントを、まとめておきましたので頭に入れておきましょう。
川の危険を考えるポイント

■川に行く前に現地の天気や川の情報をチェック
・天気など増水の危険性やその川の地形、上流のダムの確認などしておきましょう。
・今回紹介する河川ハザードマップで水難事故のチェックと、通常の地図で周辺チェックする事
■現地での天気や川の変化にリアルタイムで気付くようにする
・その場所で雨が降り始めた時
・上流の方の空にまっ黒い雲が見えた時
・遠くの方で雷が聞こえ、冷たい風が吹いてきた時
・上流から突然、流木や落ち葉やゴミなどが流れてきた時
など注意して変化にアンテナを張っておく。
■川幅の狭い所や、河原や中州にもに注意
・川幅が狭くなり所は急激に増水する場所、中洲なども急激な増水の時に、中洲に取り残される危険が常にあるので注意。
・中洲に取り残されたらすぐに救助要請するようにしておく事。
■その他にも気を付けるポイント
・体調不良時は遊泳、水遊びをしない。
・保護者は子どもから目を離さない。
・小さい子どもだけでは遊ばせない。
・飲酒して遊泳や飛び込みをしない。
公益財団法人 河川財団の全国の水難事故マップ

今回紹介するのが、公益財団法人 河川財団の【全国の水難事故マップ2003~2021年の19年間】という、全国の河川の水難事故をまとめたハザードマップになります。
これから川へ出かけるみなさんに、過去にどこでどのような事故が起きているかを知っていただくために、全国の水難事故マップをまとめてみました。
川で活動する際にお役立てください。
川へ行くときにはライフジャケットを着用し、ロープのようなレスキュー装備を用意することも忘れないでください。
川の恵みとリスクを認識し、川で楽しく学びましょう。
出典:公益財団法人 河川財団

上記のマップは関東首都圏の地図になります。
この赤の印一つ一つが川で何かしらの水難事故があった所になります。
こんなに真っ赤になる程に事故は起こっているのです。
もちろんこの事故件数の表記期間も選べる事ができます。

拡大していき、このようにチェックの所を見てみると、そこの場所で過去にどんな水難事故があったのがわかるようになっています。
この地図では、2003~2021年の19年間に、川や湖沼等で水遊び、釣り、遊泳、レジャー、散策、通行中など、様々な状況で発生した水難事故のうち、新聞記事やインターネットニュース情報から把握できた2,994件の水難事故の内容と事故発生地点の位置情報を表示しています。
出典:公益財団法人 河川財団
※上記の【全国の水難事故マップ2003~2021年の19年間】は、記事の最後に外部リンクとしてURLを掲載しております。
まとめ

そして自分の知識や過去の情報を過信せず、常に最新の情報が今後の異常気象にも対する防災だと思います。
このように事前に行く川で過去に何か水難事故があったのかチェックする事で、その川の危険予測ができるので、ぜひこのハザードマップも活用して楽しい夏休みを過ごしてください。
最新版 ういてまて -水難学会指定指導法準拠テキストー /著者:斎藤秀俊
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外部リンク
公益財団法人 河川財団 全国の水難事故マップ2003~2021年 URL
http://www.kasen.or.jp/mizube/tabid118.html
国土交通省 川の防災情報ホームページ