もうハンコ(印鑑)文化は必要ないのではないか?
はんこ(印鑑)文化
NHKのニュースでこのような記事がありました。
経団連の会長が「私はハンコは全くナンセンスだと思っている。全部、署名でもいいと思うし電子署名でもいい。印影に頼るカルチャーは今のデジタルの時代にあわないと思う」と述べたそうです。
「はんこや書類などと言っている暇はない。いわゆるお役所仕事はもう全廃しよう」
と述べ、行政の手続きを抜本的に簡素化すべきだという考えを示しました。
出典:NHK
最近の自粛騒動でかなりの速さで、テレワーク・在宅ワーク・リモートワークの波が会社の経営形態で押し寄せいるなか、たまにニュースを観てると、「ハンコを押す為に出社してきました」という方を何人か観てきました。
私も昔会社員として働いてる中で、部下からの書類にハンコを押して、その書類を上司に見てもらいハンコをもらうなどの業務もしてきましたが、実際ハンコでもなくてもサインでもいいではないかと思う事が多々ありました。
ハンコ文化は日本だけ
こんな緊急な時でもハンコを押さないといけない文化はどうなんでしょう…
実際今は電子サイン・電子ハンコなどもある時代です。
PDFの書類に自分のオリジナルの電子ハンコも押せる時代です。
世界の企業やIT企業ではもうこのような、確認に方法なのにいまだに、ハンコを押さないと進まない仕事はとても今の時代にあっていませんよね。
電子化すれば、よりテレワーク・在宅ワーク・リモートワークの効率も上がり、それにより会社の経営にもプラスになる事はもうわかっています。
先日GMOの代表もTwitterにてハンコ文化廃止宣言
このようにどんどんハンコ文化から脱ハンコ文化へと、働き改革に伴い動き出す企業が出始めました。
いまは電子で稟議する場合も企業ではある中で、はやりハンコは電子化した方が、あらゆるめんで、メリットがありますね。
防衛省も脱ハンコ!?
なんと防衛省も?
河野防衛大臣
「今、ハンコは最大4つまでにしろと言ってますが、こういうコロナの状況で果たしてハンコが必要なのか。電子で稟議(りんぎ)やれるような仕組みもありますから」
そのうえで、河野防衛大臣は「ハンコは日本の文化だが、業務の効率化を考えるとサイバー、新領域だと言っているなかで防衛省が率先してやらないといけない」
出典:テレ朝
このような発言がでるようになってきました。
もちろんハンコなどの証明するものには確かなモノがないとだめですね。
サイバー攻撃で簡単に電子ハンコを不正に操作されたら話になりませんから、ここらへんのサイバーセキュリティの面でも、注意していかなといけませんね。
時代の流れ
今までもいろんなモノが時代の波に飲まれて消えていった文化があります。
でもそれは時代の流れで、必ずついてまわるモノですよね。
なので私もこの「脱ハンコ(印鑑)文化」に賛成ですね。
対面での書類は、できればボールペン1本で本人の直筆のサインで済むようになれば楽ですね。
そしてネット上では電子化がいいと思います。
日本の脱ハンコ文化に「内閣府などはハンコを必ずしも必要ではない」と見解!
2020年6月19日に「内閣府・法務省・経済省」から【押印についてのQ&Aにて見解】を公開しましました。
これにより、脱ハンコ文化の大きな一歩になりました。
押印についてのQ&A
今般,テレワークの推進の障害となっていると指摘されている,民間における押印慣行について,その見直しに向けた自律的な取組が進むよう,押印についてのQ&A【PDF】を作成いたしました。
出典:法務省
上記のように「内閣府・法務省・経済省」から【押印についてのQ&Aにて見解】についてのPDFで見解を出しました。
その【押印についてのQ&Aにて見解】内容は下記のようになります。
問1.契約書に押印をしなくても、法律違反にならないか。
・ 私法上、契約は当事者の意思の合致により、成立するものであり、書面の作成及びその書面への押印は、特段の定めがある場合を除き、必要な要件とはされていない。
出典:法務省 PDF
・ 特段の定めがある場合を除き、契約に当たり、押印をしなくても、契約の効力に影響は生じない。
これにより、ハンコの必要性はかなり影響を与える事になると思います。
出来ればもっと満員電車は減らしたい
一時、自粛期間もあってテレワーク・在宅ワーク・リモートワークをする企業も増えたのですが、自粛が解かれてからは、やはり通勤による満員電車は復活してしまいました。
この中にハンコを押さないといけない「ハンコ文化」の業務がある人も含まれています。
数的には少数でもハンコを押すだけの為に、テレワーク・在宅ワーク・リモートワークの方が公共交通を利用する事でも、満員電車の要因の一つになりますね。
未だに経理などの業務に携わる人は他社や内部の認証の為、ハンコが必須となっていて例え自分の部署が脱ハンコにしても、周りに合わせると結局出社しないといけない状況です。
こういう小さな事からでも、改革をしていかないと、なかなか満員電車も解消されませんね。
私も昔経験しましたが、やはり満員電車はなにも良い事は生まれず、通勤する人にとっては大きな苦痛・ストレスでもあります。
今回のこの内閣府の見解によって少しでも、ハンコを押すだけの出勤が減って通勤回数も減り、その分テレワークでの仕事をする時間が生まれるだけでも、大きな効率の一つです。
一刻も早くこの「満員電車の文化」も無くしていきたいですよね。
ハンコ無しでの契約はどうすれば?
従来までのハンコで行っていた業務も、内閣府は【押印についてのQ&Aにて見解】にて見解もしています。
このように世界でも行ってるような、ハンコの変わりになる見解です。
ドンドンIT化を進めていき、ペーパーレスにも繋がっていくようになれば、給付金の遅れや感染集計の正確性でも問題になった「脱FAX」にも拍車がかかり、手作業のミスも無くなりよりいい環境になりますね。
過去記事
この流れ広がる事が大切
世界ではハンコでは無く、電子サイン・電子ハンコは当たり前になり、通常の契約でも自筆のサインなどでハンコは使っていません。
内閣府がテレワークでの意識調査をした時もやはり、下記の棒グラフの赤で囲ってある所を見ると「社内外の押印文化の見直し」として31.6%と声はあがってる事がわかります。
これを機に、いろんな民間企業が「ハンコを必要としない契約」をするようになれば、より大きな勢いになり脱ハンコの定着へと進むでしょう。
最近では接触も避ける為に、配達の受け取りもハンコ無しでよかったりと、便利になりました。
また先日昔までは必要だった契約のハンコも今回からは、ハンコ不要となっており少しづつ脱ハンコの流れを、感じる事もできようになってきました。
河野行革相「脱ハンコ」へ対応に勢いを増す!効率を求める行政
いよいよ動き出した脱ハンコ文化!ハンコレスでスピードアップ
そして勢いがついた「脱ハンコ」にトップの首相が変わり、デジタル改革へという方針に大きく舵を切る事により「脱ハンコ」が一気に進みだしました。
ハンコ文化
今回の河野行革相の発言の中にもありましたが、「行政の手続きにハンコはやめようと言ってるのであって、ハンコ文化は好きです」という発言です。
これは一概にハンコと言ってもいろんなハンコの種類があります。
その中でハンコが要らないと言っているのは、「行政の手続き」でのハンコの話です。
もちろん私もこの意見には賛成で、ハンコが全部無くなれば良いとは思っていません。
むしろ芸術的なハンコもいっぱいあると思います。
これからのデジタル化
会社では上司の確認の為のハンコが必要といって、会社内でのなにかと「必要かな?」っていうハンコを押す作業も見てきました。
こういったモノは今の時代に合わない制度の一つだと思いますね。
とくに今回のような世界的な混乱する時代で、スピードが重要となる時がまた来た時に、いちいちペーパーにハンコを押すなんて事は時間の無駄以外なにものでもありません。
今ではPDFの書類に電子印鑑を押印するという事も出来る時代です。
これぞ「電子決裁」ですね。
これならパソコンでもデジタル上でハンコを押す事ができるので、人間の無駄な動き、紙の無駄は無くなります。
また保管や書類探しもデジタル内では一瞬ででき、紙での保管も必要としないので、資料室なんて莫大な場所を用意する事もありません。
大きな企業の紙の保管となると膨大な量と床面積が必要になりますから、こういった面でも先を見れば大きなコストダウンにつながりますね。
上が変わらないと下は変えれない
これはいろんな事に言える事ですが、いつの時代も結局上が変わらないと下がどんなに最先端な事をしても、上に合わせるしかありません。
ハンコも下の方ではデジタル化が進んでも、最終的に上が紙の書類にハンコを押して提出してくださいといえば、下はプリントアウトし、ハンコを押して書類を提出しないといけないですからね。
今回は上が変わろうとしているので、これは大きな流れになると思います。
上が変わろうと動き出した!
河野行革相が先日発言した回答について、全府省に要請したハンコの廃止は「大半は廃止できそうです。」と河野行革相自身のツイッターつぶやきました。
これで少しはデジタル化の波も動いていきそうですね。
改革には苦痛は付きもの
これはハンコだけでは無い話ですが、何か新しい事を始めるとわからない事が多々出てきます。
その中で失敗や損をする事もあるでしょう。
しかし、それを乗り越える事で前回よりも効率がよかったり、快適になったり、幸せになったりとするもです。
行動や習慣の変化には人間弱いモノですが、そこを打破すれば人間成長していくモノだとおもいます。
私はブログを始める事により、人間としていろんな成長をする事ができました。
もしあの時に面倒だと思って、行動していなかったら今の私はありませんでした。
最初はわからなくても良い、失敗してもいい、めんどくさくても良いと思わないと、絶対新しい事はできません。
なのでこれからも、いろんな事にチャレンジしてきたいと思います。
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