私がまだ若い時の日本のITは進んでいた?
日本の企業の失速
私がまだ若い時の日本のIT化の流れはにぎやかでした。
電話で例えると、固定電話から始まりポケベル・PHS・携帯電話・スマートフォンと、連絡方法は大きく変わっていきました。
その中でも日本の企業も、独自のサービスに付加価値をつけて、いろんな競争をしていました。
電化製品もメイドインジャパンというプライドのもと、ウォークマンなど世界に自慢できる電化製品が多く生まれました。
しかしある時から境に、いつのまにか日本のIT化は止まっていて、いつの間にか海外に先をこされ、性能から価格まで負ける時代になってしまいましたね。
パソコンなどは使わない付属ソフトを付けて販売し価格だけ高いパソコンや、スマートフォンも国産のメーカーが無くなっていき、外資系のスマートフォンの波に飲み込まれてしまいました。
そして日本の大企業は潰れるか、海外の買収にあってしまうような世の中になってしまいました。
まさに、ウサギと亀の競争を見ているようです。
今回はこの給付金の遅れと日本のIT化の遅れについて、私なりに深堀してみたいと思います。
給付金の遅れでわかる日本のIT化…
そして最近の話題になってるのが、この給付金の遅れです。
海外ではあらゆるシステムの構築により、IT化が進んでる所は迅速に給付金なども振り込まれいるようです。
しかし…過去記事でも紹介した「FAX問題」でも取り上げた通り、日本の行政はある一定の時代から何も進歩が無い状態でした。
普通に考えたら早いと思われる「給付金のオンライン申請」も、自治体ではしっかりとした対応ができておらず、手作業での確認をしてるという事です。
まだ郵便での申請の方が早く着金するという事実・・・
なんの為のオンラインなのでしょう?
一体こういった行政のシステム改変は、だいぶ昔に止まったままだったのでしょうか?
かなり気になる所ですね。
オンライン申請なのに自治体は手作業で検査…
とある所では申請書類の不備のチェックの時に、2人1組でひとりが声に出して「名前や口座番号など」読み上げて、もう一人がパソコンの画面を見ながらチェックをしていました。
このチェックの様子のニュースを見て驚きで、「これを個別に何万人分もやってるのか…それじゃ遅れる訳だ」と思いました。
自治体も急にこんな事態になって、しょうがない面もあるのもわかります。
そこが悪いのではなく、国全体でこういった連絡網やシステムは国→県→市町村とスムーズな流れを作るべきだし、このような人的なチェックをしなくても、自動でチェックできるシステムなどはどんどん民間のIT企業から取り入れていかないと先行きが怖いですね。
デジタルトランスフォーメーションの記事でもお伝えした通り、2025年の崖が相当な日本経済に大打撃になります。
これから先変わっていけるのか不安です
今回の事で、国もシステムの一新を真剣に考えてくれればいいのですが、結局「住基ネット」「マイナンバー」とやってきましたが、もう少し新しい風を取り入れて、もう一度IT系に強い国になってもらいたいですね。
これから先日本は、超高齢化社会と超少子化問題など、あらゆる問題が目の前にやってきてます。
「5G」「自動運転」「AI」「ロボット」「Iot」など産業革命が起ころうとしています。
この産業にも、より積極的に取り入れて欲しい所です。
「ハンコ文化」「FAX文化」「チェック体制の手作業」などしてる場合ではないですね。
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